食物アレルギーは解消するのか?          16-10-1       
近年、食物アレルギーが増加している。日本だけではなく世界の先進国共通の現象のようだ。文明の発展による食生活や住
環境の変化・抗生物質の多用・大気汚染等が原因であるらしい。食物アレルギー罹患率は乳幼児5〜10%学童期以降1.5〜3
で、年齢とともに減少する。原因となる食物は鶏卵38.2%・牛乳15.9・小麦8.0の三食品で60.0%を超え、これに甲殻類6.2・果物
6.0・そば4.6が続く(厚労省)。そばのみのアレルギー罹患率は0.2〜0.3%に過ぎないのだが、生涯を通じて治癒することがなく、
落花生と同じく重篤なアナフィラキシーショックで死に至る危険性もあるので注目を集めるわけだ。ところが今年になって京大・
石川県立大等のグループが「ソバの全ゲノム解読」に成功した。これが、ソバアレルギー解消の第一歩になれば良いのだが。
                                      *本文と掲載のお店とは関係ありません。
こと(京都・宇治) 13-11-29 黄色いのれん(奈良・宇陀郡) 12-4-9 権兵衛北山店(京都) 14-5-10
住宅街にある。店主は女性(山本誠さん)
店の名前は「まこと(誠)」に因んだとい
う。カラオケルームを併設。地域密着型
経営と見た。そばは滋賀県産粉の九一。
話好きな店主でそば前を大量消費する。
 元々は酒屋(新宅本店)、現在も兼業。
8号線に黄色い大きな暖簾が目印になっ
ている。八ヶ岳産そば粉、そば前(酒)は
店の名前を採って「黄色いのれん」。さす
がは酒屋だけのことはある。
 北山通りにある昭和2年創業の老舗。
ビルの1〜3階にある。一階は洋風で、
2〜3階が和風の設計。本店は祇園四
条にある。佇まいと品書きに老舗らしい
風情を残している。昨年転居したと聞く。
 
グルテンフリー 欧米では「グルテンフリー」が大流行していて食品店にはGFのマークが氾濫している。グルテンは小麦・大
麦・ライ麦等に含まれるたんぱく質の一種なのだが、日本人の約0.7%、欧米人約1%が過敏反応(自己免疫・セリアック病)して
小腸の粘膜に炎症を起こし最悪は死に至ることもあるという。元々グルテンは粘りや弾力の素であり、パン・パスタ・うどん・そ
ばのつなぎ・菓子類等に幅広く使われいるので影響が大きい。「グルテンフリー食品」(小麦の替わりに米)はセリアック病患者
用に開発されたのだが、健常者が試したところ体調がよくなり、ダイエット効果もあるいうことで注目が集まり、「グルテン悪玉
論」が広がった。が、コムギと人間の歴史は1万年を超える。大量散布の除草・乾燥剤(ラウンドアップ)を原因とする説もある。
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