麻薬撲滅に活躍する日本のソバ(ミャンマー・シャン州)      ‘12-5-1
ようやくミャンマーへの債権放棄と円借款が決まり日本の経済支援が本格化した。が、実はもう一つのミャンマー支援が長期にわ
たって動いている。かつてのラオス・タイ・ミャンマー山岳部の「麻薬トライアングル」地帯にケシの代替作物として「日本ソバ」を栽培
しようというプロジェクトがそれだ。1996年両国政府合意の下にJICAが主導し信州大学名誉教授氏原暉男氏が現地に派遣されて
直接指導に当たっているが、依然として反政府活動が激しいなか啓蒙活動は一進一退を続けている。ケシに比べソバの栽培は大
幅減収になるという現実があり、日本へのソバ輸入(年間70t)も計画通りには進んでいない。ケシの栽培も80%減少と成果を見せ
た時期もあったが、直近では再び増大傾向にあるという。氏原氏の献身努力に対し現地住民は、氏を「そば司令官」の尊称で呼ぶ。
★胡蝶庵・吉祥庵ともミャンマーからの輸入蕎麦とは関係ありません。
胡蝶庵仙波(岐阜) 11-11-9 岐阜城と吉祥庵の額 吉照庵(岐阜) 11-11-9

板外壁に囲まれた立派な店構え。店内は
大広間。一番客。数量限定の「手挽き」を
注文するが「今日はないと断られる」。人
数が多過ぎたためか。粗挽き10割。短く
切れやすい。細切りなので水切れ悪い。
 金華山頂に聳える岐阜城。ケーブルと
徒歩で一時間。長良川一望の戦略的位
置にあるが築城には困難を極めただろう。
下段は岐阜の老舗吉祥庵のもの。胡蝶
庵の主人も吉照庵出身と聞いた。
蕎麦屋だけでなく近所に料理屋など複数
の商売をやっている。「おろし蕎麦」を注文
辛味大根があまり辛くない。繋がりは良い
、硬めの蕎麦。海苔は余分。長良川の伏
流水で打つという。丸岡の小粒を使用。
蕎麦アレルギー 数あるの食物アレルギーの中でも「蕎麦アレルギー」の症状は強烈だといわれる。2008年北海道の小学生
が給食時に蕎麦アレルギーショックで死亡した事件はまだ記憶に新しい。食物の三大アレルゲンは卵・牛乳・大豆だというが、年令
と共に治るケースもあると聞く。ところが蕎麦の場合は一生を通じて治ることがないので厄介だ。蕎麦アレルギー人口は日本全国
で約35000人(Quark1993年4月号)と推定されており案外に少ない。そのためもあってか世間の蕎麦アレルギーの危険性への理
解はまだまだ低い。蕎麦切りだけでなく、そば焼酎・そば饅頭・そば茶・韓国冷麺等にも蕎麦粉が入っているし、調理過程で混入す
る危険性もある。。食品衛生法によって表示の義務化はされてはいるが、本人の注意はもちろん周囲の理解も必要なのである。
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