わんこそば 岩手県盛岡市・花巻市 写真・・直利庵(盛岡) 11-7-7 起源については、盛岡と花巻の二説がある。先ず「花巻説」だが、南部藩主・南部利直(第27代)が 江戸参勤の途中、花巻に立ち寄り食事を摂った際、お店の主人が「そばを普通の丼では失礼になる」と 考え、朱塗りの器に少量盛り付けて出したところ、これが気に入りお替りを重ねたこと、に由来するという。 次いで「盛岡説」は、古来より祭事などでお客があると、そばによる「客振舞い」が習慣として根付いてい たのだが、「おらが大将」の原敬が「そばは椀子に限る」と言ったことが発端だとする。両者相譲らず 二説が並存しているのが面白い。 昭和61年から「全日本わんこそば選手権」が盛岡で行われており、お替りの枚数を競う。現在までの 最多枚数は577杯(8355g)だという。 (「わんこそば」の写真は直利庵HPから拝借) |