にしん蕎麦           京都 「松葉」 10-11-2

 
冷蔵技術の未発達な時代は、北海道で水揚げした鰊を乾燥品(身欠きにしん)にして北前船

 で本州に海路送っていた。「にしん蕎麦」は文久元年年(1861)創業の京都「松葉」の二代目

 が明治15年頃に考案し発売した、と松葉のHPにある。海のない京都には欠かす事の出来ない

 蛋白源でもあった。

 京都で「にしん蕎麦」が大評判であることを聞きつけた北海道・江差では、「こちらこそ本場」だ


 と同じ「にしん蕎麦」を売り出したというエピソードもある。鰊の積出港である留萌でも「にしん駅

 そば」が、小樽では「群来(くき)そば」として販売されていると言う。