「出雲そば」        島根県出雲  「荒木屋」 08-2-6

出雲そばの特徴は、玄ソバ挽きぐるみの色黒、喉越しを楽しむ江戸風ではなく、よく噛んで蕎麦自体を楽しむことにある。種類は、漆塗りの丸型器の三段重ねの「割り子蕎麦」と「釜揚げ蕎麦」の二つ。「割り子そば」は江戸時代に松江の蓮〔レン)と呼ばれる趣味人の集まりが、野外に蕎麦を持って行くときの弁当箱が始まりと言われている。最初は角型だったが後に衛生上の理由で丸型になったという。