「かやく蕎麦」        大阪 「美々卯」  

 大坂道修町には江戸時代漢方薬店が立ち並び繁盛していた。漢方薬を配合する際に、薬剤の
 中で主要な薬の効き目を良くするために少量の副材加える
のだが、この補助的に使う薬のことを
 「かやく(嘉薬)」という。米や麺類に加えたりトッピングする具も、これに倣って「かやく」と洒落た。
 「かやく蕎麦」は、鶏肉・焼き穴子・ゆばに季節の野菜を加えた物を言う。