長野県松本市近郊の「浅間温泉」にある”玉の湯”の社長業を務める。玉の湯は身体障害

者に温泉を楽しんでもらうためにいち早く全館をバリアフリー化するなどユニークな経営をし

ていることで有名。毎晩、宿泊客がアーティストを囲んで演奏会(「車坐コンサート」)が持た

れている。

 また信州そばを宿泊客に楽しんでもらうため自ら蕎麦打ちもやるし、「信州そば切りの店」認

定制度の推進者でもあった。氏は上智大学スペイン語卒で、得意のスペイン語と蕎麦を武器

にスペインで開かれた「一つの花フェスティバル」に参加し、見事な蕎麦打ちを披露し喝采を

受けた。それが縁でカンタブリア州での蕎麦栽培の話が持ち上がり、州政府のバックアップ

があって実現することになった。

 4年前偶々私ども夫婦が旅行で玉の湯に一泊した際に女将さんからこの話を聞き興味を持

った。(「玉の湯たより」に詳しい)