花巻」         虎ノ門大坂屋砂場  15-4-16

  もみ海苔を散らしかけた「かけそば」の雅称。浅草海苔が「磯の花」に例え

 られたことから来る。


  大阪・新町公園に「麺業店発祥の地」の碑がある。この碑にある麺業店が「砂場」

 の前身だと言われている。大阪城築城(1583年〜)の際に砂利置き場だった近くに

 蕎麦屋2軒(津の国屋・和泉屋)があり、そのうち津の国屋が通称「砂場」と呼ばれ

 ていたという。その後江戸に徳川幕府が開かれ、砂場も江戸に居を移したというが

 時期は不明である。
蕎麦全書(1751)には「薬研堀 大和屋 大坂砂場そば」の

 記載がある。

 江戸時代の砂場がそのまま続いているのは「南千住砂場と巴町砂場」で、幕末に
 
 室町砂場、明治5年に虎ノ門砂場が分岐して誕生した。