「天抜き」 神田藪 15-4-17 てんぷらを乗せたかけ蕎麦(天ぷら蕎麦)から蕎麦を抜いたもの。単に「ぬき」とも いう。江戸っ子の言葉の遊びであろう。酒のあて・・・汁を啜りながら燗酒をを飲む のを粋と考えていた。 ★何故、蕎麦屋で酒を飲むのか。昔は、蕎麦はお客が入ってから蕎麦を打った。 その待ち時間に日本酒(蕎麦前)を飲んで待っていたともいう。そこから蕎麦屋 独特の肴が生まれた。いたわさ・焼き海苔・蕎麦味噌・出汁巻等々・・・である。 江戸時代、蕎麦屋は職人たちが酒を飲みに行く憩いの場であった。長居はせずに さっと帰る・・・のを粋とした。池波正太郎の世界である。 |